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michael hedges / Aerial Boundaries


michael hedges / aerial boundaries
僕がまだ高校生だったころ(1997年)、勉強しながら何の気なしにつけていた深夜のFMからこの曲が流れてきた。
それは僕が今までに聴いたことのある音楽とは明らかに異質で、にもかかわらず圧倒的に美しかった。

まず、とにかく曲が良かった。
メロディが良質なため、とても高い独創的な技術を用いて演奏されているにも関わらずテクニックの追求に流れすぎていないように聴こえる。
実際、aerial boundariesを聴いた時は「なんて美しい曲なんだろう」という気持ちが一番強かった。

次の日にはCDを手に入れていた。
現在に至るまで本当によく聴いている。
今でこそ、こうやってyoutubeの演奏を動画で見ると、ああそうだったのか、と腑に落ちるけどつい最近まで聴けば聴くほどどうやって弾いているのか分からなかった。


マイケルヘッジス以降、さまざまなアコースティック系のギタリストが出ているけど、やっぱり彼を越えていいなあ、と思わせる人には出会えていない。というよりも、ヘッジス以後のギタリストは多かれ少なかれヘッジスの呪縛から逃れられないのだろうと思う。

ギターテクニックで彼を凌駕するひとは存在する。
しかし「音楽」という総体で見た時、彼を上回るギタリストはおそらくいない。


彼がほとんどギター1本で作り出す音楽には、彼にしか提示できない景色がある。
彼のmartin D-28にしか出せない、感情の残響がある。
そして彼にしか見つけることの出来なかった、啓示とも呼ぶべきコードヴォイシングがある。

彼には文字通り「空気の境界線」のような、実際に手に触れることが適わないものを手にして開示する特別な才能があった。
そして彼もまた、特別な才能に恵まれた多くの人々たちと同じく、若くして逝ってしまった。

ヘッジスは自らの手で自らの命を断った訳ではない(とされている)。
しかし特別なヴォイスを手にするためにはそれなりの代償が払われなければいけなかったのかもしれない。
多くのロックスターがその才能と命を等価交換したように。

今日も彼の遺した音源をオーディオにセットする。
そこにはいつでも魂の揺り起こしが存在する。
おそらく彼はハーモニクスを出すために弦をスラップする時、聴く者の感情そのものもスラップしているのだ。















1枚だけ勧めるとしたらこのベスト盤です。


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[ 2011/04/18 00:47 ] 音楽 | TB(0) | CM(0)

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