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ユニフォーム、煩悩、そしてワードローブ

DSC07862.jpg
Do-1 sewing

[洋服好きの行き着く景色]
結局のところ、洋服好きの究極の願いは、本当に自分にとって必要十分な洋服で理想のワードローブを構築することなのだと思う。

「自分にとっての必要十分」という形容句が意味するところは人によってだいぶ違っていて優先するジャンル、その数は様々だ。

ある人にとってはコートやジャケットがメインになるかもしれないし、ある人によってはシャツがメインになるかもしれない。
本当に気に入ったものが1着あれば十分というひとから、ストックも含めて何枚も必要だと言うひとまで。


翻って自分について。

これはすごい!一生使う!
なんて鼻息荒くして購入しても実際に使ってみると、ちょっとイメージと違う、なんてことが未だにあるから参る。

それでもようやく理想のワードローブについて、少しずつその全貌が見えてきているような気がする。
現在所有しているものの中で、そのワードローブに入るものはすでに確実に存在しているから。

消費なんて極めて個人的な行為であって、Trial & Errorを繰り返すしか理想には近づけない。

とは言え、好みを今よりもう少しきちんと絞るとともにその精度をもう少し上げて、買ったものをオークションに出さなきゃいけない状況を少しずつ減らしたいとは思ってます。


けど消去法的にそうやって残ったもので構築された洋服群が、理想のワードローブなのかもしれないな、なんて思ったり。

もっとちゃんと能動的に作り上げたいところではありますが。


[衣服におけるユニフォーム性]
「いつも同じような格好してるよね」

そう言われることに憧れがあります。

他人が見た時に、自分という人間に直結するようなスタイル。

洋服の大きな役割の一つとして、そもそも帰属性の表出があるわけで、その最も足るものが制服であるわけだけど、つまりtkjの制服とでも呼べるスタイルみたいなものに憧れます。

作られたイメージなのかもしれないけどパブロ・ピカソのバスクシャツ、カストロのベレー帽+キューバシャツ、カート・コバーンのモヘアニット+ダメージジーンズ+ジャックパーセル。


個人的普遍的スタイルの構築。

それは思考の早期閉鎖ではないし、選択という行為の放棄でもない。

様々な洋服やスタイルを経験してきて、選択され棄却され、本当に残った好きなものだけを身に着けることでのみ生まれるユニフォーム性であり、結果としてのSimplicity/単純性。

多分、理想のワードローブの構築ともだいぶリンクしている。


けど煩悩という名前の大地にかなりしっかりと足をおろしている僕は、本当の意味での「同じ格好」を貫くことは生涯できないと思う。

だからこその憧れ、なのでしょう。


[理想のワードローブ/スタイル]

シンプルで高機能な現代的素材を用いたアウターウェア。
カシミアや上質なウール、密度の高いコットンなどのコート。
レザーウェア。
体のラインに合ったジャケット。
体にあった素材感のあるシャツ。
素材感と着心地を備えたカットソー。
発色と肌触りの良いニットウェア。
膝下の絞られたパンツ。
レザーシューズ。


書き出してしまうと何の変哲もないワードローブ。

けれどそこに一貫したコンセプトを持ち込みたい。

簡潔さ。
清潔さ。
知性。
そして、少しの遊び心。


もしかしたらこのコンセプトこそが僕の形而上学的なユニフォームであり、ワードローブなのかもしれません。



[今日の主題]
自分の(形而下学的な)ユニフォームの一つにしようと思っているもののひとつが「ブルーのオックスフォードシャツ」です。

ネイビーとひとくちに言ってもそれなりに色相がありますが僕が指しているのは「ミッドナイトブルー」ですね。

話は逸れますが「ミッドナイトブルー」という単語、けっこう好きです。
語感的にはなんとなく80年代っぽい匂いがしないではないですが、深い夜の色は黒ではなくブルーだと思う。
限りなく黒に近いけれど、夜は青の要素を確実に含んでいる。

星や月や街の光や、それから来るべき夜明けの予感を孕んでいるからかもしれない。

閑話休題。


少し前に45rpmのインディゴ染めのOXとベヴィラクアのネイビーのOXを買っていました。
着用画像:http://qwerty1234567890.blog116.fc2.com/blog-entry-356.html

それで「ブルーのオックスフォードシャツ」というものが自分の中でものすこくヒットしまして、一応の最終回答ということでオーダーで作ってみました。

DSC07861.jpg

シャツ単体の写真を何枚もお見せしてもどうってことないので、一枚だけ。


生地はcanclini カンクリーニの90/2 Ply oxford、イタリア製。

いつも頼んでいるDo-1Sewingで選べる生地だとthomas maison トーマスメイソンとcancliniカンクリーニ、Loro Pianaロロピアーナ、ロイヤルカリビアンコットンあたりが好きです。

しっかりした、けど行き過ぎていないオンスの素晴らしい風合いのオックスフォード。
光沢もかなりきれい。

スタイルとしてはボタンダウンですが、だいぶ肩をコンパクトにして丈も短くテールも浅くオーダーしました。

台襟の高くない、ロールがきれいにでるカラー。

昔の6つボタンのブルックスのように第一と第二のボタン間隔を通常よりだいぶ長くして、一つ開ければある程度首元が空き、すっきり見えるようにしました。

ボタンは貝、色は茶鰈。
白だと目立ちすぎるし黒だと色気が出過ぎる。

もちろん表前立てでボケットあり、カフスは小丸のダブルボタン。
背中のタックはサイドタック。
センターのBOXだと決まり過ぎかと思って。

着たらシックで、すごくよかったです。


[洋服が好き]

最近、本当に自覚的にそう思います。
この年まで飽きずに洋服が好きでよかったな、と思う出来事も多数あります。

考え方によっては週末にしか着られないカジュアルウェアなんて浪費以外のなにものでもないのかもしれません。


でも、このただただ好きだという気持ち。
かっこいい洋服を見た時に心の底からわき上がってくる高揚感。
楽しい、というこの一点だけで突き動かされている。


たぶん一生好きなんでしょうね。


一生かけて楽しんでいけるものを得たひとはそれだけでもう人生の勝者じゃないかと思います。

「楽しい」という思いは人生における唯一の絶対正義だから。

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[ 2013/10/29 00:35 ] 雑記 | TB(0) | CM(2)

ワードローブ、服好きには永遠のテーマかもしれませんね。服好き故に色んな誘惑が行く手を阻みますし(笑

私はボタンダウンとジーンズ、ポロシャツ、パイナップル織の黒ニットタイと。Ⅰ型の段返りサックジャケットですねー。こうして書き出してみるとコテコテのアメリカンスタイル丸出しですね(汗

夏はポロシャツにジーンズばっかりですし。
春秋はブルックスのボタンダウンにニットタイ、ジーンズ。上にニットや、ループィラーのスエットカーディガンばかりですね。
それ以外は上をジャケットに変えるだけです(汗

スタイルはスタイルなんでしょうが、もはやオシャレでも服好きでもない気がします(笑)

特にブルックスブラザーズのボタンダウンは毎年数枚ずつ買い足して夏以外ほぼ毎日着ているのですが、最近値上がりして。金銭的に私の日常外に遠退きつつあるのが悲しいですね…。
[ 2013/11/05 13:37 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

チワワさん、いつもありがとうございます。

チワワさんのように「定型」が出来上がっているのは、洋服好きじゃないとできませんよ!!
妥協でそうなっているんじゃなくて、行き着いた先のスタイルですもの。

でもその決まったスタイルの中でも、シャツのセレクト、ニットのチョイスなどで印象はいくらでも変わりますしね!

僕も模索し続けます!
[ 2013/11/05 23:13 ] [ 編集 ]

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