スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

taylor 514CE

DSC01747.jpg
taylor 514CE

震災の爪痕は日を追うごとにその輪郭を明瞭にし、行方不明者は幾分その増加のスピードを緩めたものの、避難所での生活は不便を極めている。

僕はといえばライフラインがほぼ復旧し、ガソリンのみが手に入らないくらいまで日常生活が戻ってきた。

振り返ってみれば約2週間の間電気と水道が止まりはしたものの、家屋は軽い損傷があったくらいで家族は無事だったし、失った財産もなかった。

それでも、ほんのちょっとの加減で自分だって津波の直撃を受けていたかもしれない、という恐怖は拭えない。
しかし生き残れたからこそ今後の人生をきちんと生き、ある意味では存分に楽しむべきだ、という思いもある。

電気も水道もない間、僕を温めてくれたのはいくつかの小説とこのギターだった。

2年ほど前に買ったこのギターは、とにかく3弦と4弦の解放の倍音が美しかった。
というより、この倍音の美しさをいつでも出したい(聴きたい)が為に買ったと言っても過言ではない。

普段は仕事と子育てでほとんど弾けないこのギターを抱えているときと小説を読んでいるときだけ、余震の恐怖を忘れることが出来た。


たぶん、同じように大切なたくさんのものたちが付随する思いとともに津波に飲まれていったのだろう。

そんな感傷が被災者にとって何にもならないことは知っている。
安っぽいセンチメンタリズムで陳腐なヒューマニズムだ。

それでも何かを思いながら、これからもこのギターを弾いていくのだ。
関連記事
[ 2011/03/29 23:09 ] 音楽 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://qwerty1234567890.blog116.fc2.com/tb.php/37-4f5747b5







上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。