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その声の中にはたぶん、すべてがある


Answer is near

[歌って、こんな風に歌えるんだ]
それが彼らの歌を聴いて僕がまず思ったことだった。

乱暴に言ってしまえば歌は誰にだって歌える。
だけどこの世界のだれも、彼にようには歌えない。

そんな風に歌が歌えるなんて、どういう気持ちがするんだろう?


今まで聴いた決して少なくない音楽の中で、彼の声は間違いなく5本の指に入る。

世界中のヴォーカリストが彼の歌には嫉妬を覚えるんじゃないかと思う。



ONE OK ROCK ワンオクロックそれが彼らの名前であり、森田貴寛がその声の持ち主だ。



残念ながら、というか僕が彼らを知ったのはつい最近。
たぶん半年くらい前のことだと思う。

きっかけは僕の神様山下達郎が「Ray of hope」を出した時のインタビューで最近聴いてるバンドの中に彼らの名前があったこと。

その時はスルーしてたんだけど、たまたまもう一度その保存していた記事を読んで、YouTubeで検索して出てきた動画のいちばん上にあった「アンサイズニア」を見て本当に肌が粟立った。

それと同時に達郎さまの音楽的守備範囲の広さにもあらためてびっくりしたけど。


音楽のスタイルだけで言えば、正直決して斬新ではない。
でもこういうバンドがようやく日本にも出てきたのか、という感じだった。

Nirvanaなどグランジの静と動のダイナミズム。
Green dayやBlink-182などに代表される90年代〜00年代のメロコアのシンプルな楽器編成と美しいメロディ。
それに続くエモの情動とLimp biz kitやスリップノット、リンキンパークのヘヴィさ。

それらをすべて咀嚼して飲み込んだようなサウンドで、saosinやSystem of a downなんかにも影響を受けてるのかなと思った。



だけど。



そういった分析のすべてを一瞬で粉々にしてしまうヴォーカルの恐ろしく高い歌唱力と、supernaturalと言っても大袈裟ではない圧倒的な、声。


そう、声だ。

ひとだび彼の口からこぼれれば、それがたとえどんなに手垢にまみれた陳腐なリリックであったとしても、鮮やかな色彩と力強さを持ち、呪術的に僕らに食い込んでくる。

母国語としない英語さえ、その意味性を超えて僕らの胸を震わせる。

それも圧倒的に、暴力的に。



実際、歌詞を読んでも、目を見張るような表現力とか新しいメッセージがあるわけじゃない。


なのに、


やりたいことは何だ?言いたいことは何だ?
                           -未完成交響曲


と問われた時、僕らは思わず自分の現状を振り返らないわけにはいかないし、


You stand here alive
             -アンサイズニア


と歌いかけられれば、生きていることに今さら思い至って胸を熱くしないわけにはいかないのだ。



彼らの歌の中には繰り返し「生きる」という言葉が現れる。



世の中の大部分のひとが、日々一生懸命生きている。

その中のひとりとして、僕らの代弁者として、そして僕らを慰める者として、彼は何かに選ばれ歌を与えられたように思えてならない。

だから今日も、たぶんこれからも、彼らは生きることについて-それはつまり自分について、僕らについて-歌い続けるのだ。



[34にもなる大人がワンオク聴いてもいいですかそうですか]
ほんとマジで鳥肌たつほどかっこいい。

これ、たぶん中高生よりも今30代くらいの元バンド少年たちにモロ刺さりするんじゃないのかな。
俺なんかいい年して車の中で大声で歌っちゃうもん。

一見ギターなんかちょっと物足りないかな、と思うけどパワーコードかき鳴らすだけのギターでもないし、このくらい控えめでいいかもしれない。

ヴォーカル以外でバンド内で突出しているのはドラム。
結構目新しいパターンと、ニューヨーク・パターンみたいな古臭いリズムパターンが混在してて面白い刻み方をしている。
結構演奏もタイトで、スネアの音なんかは今までの日本のバンドにはちょっとない感じ。

ただ、ここ最近すこしタム寄りの音作りをするスネアのドラマーは増えてきている気もするので、ちょっとした流れなのかも。


曲なんかもとてもいいものが多くて、聞けば聞くほど捨て曲みたいなものもない。

特に「Nicheシンドローム」「残響リファレンス」の2枚は中毒性があります。
ハイライトは完全感覚DreamerとかLiar、未完成交響曲、アンサイズニアあたりなのかなと思うけど、個人的にはMr.現代Speakerが好きです。

3月にニューアルバムが出て、もちろんそれも手に入れてじっくり聴きました。
演奏はさらにタイトになって、音作りも非常に質がよかったのだけど、もうちょっと静と動のダイナミズムがあったこれまでの方が好きかな。
次のアルバムはすごいことになるような気がしています。



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[ 2013/05/22 00:00 ] 音楽 | TB(0) | CM(2)

Tkjさん、こんにちは。
音楽には力がある。やすい言い方ですがそう思っております。
ワンオクロックいいですね。
フーバスタンクのPVににた曲があったり、洋楽の要素が多分に含まれており心地の良いサウンドです。
森夫妻のご子息ってことで最初は敬遠してたりしましたが(笑

いつの時代にも若者を惹きつける魅力のあるバンドが存在し欲しいです…

熱のせいかながながコメントして申し訳ないです。
[ 2013/05/22 20:32 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

たおるさん。

熱があるとのことですが、大丈夫でしょうか?
お大事になさってください。

ワンオク、いいんですよ。
中高生が聞いてそうなバンドに30過ぎの大人がハマるのもどうかと最初は思ってましたが、彼の声はちょっとすごいですね。

DNAってのは確かにあるんだなと思わされます。
とりあえずジャニーズを抜けたのは大正解。

ネットなどを見ると女性問題などいろいろ噂が絶えないようですが、若いんだしあんだけ才能があれば、そりゃあ寄ってきますよ。刺されない程度にやりまくってもいいんじゃないでしょうか。
何の話だ。

僕も音楽には力があると信じています。
音楽に救われ、人生を変えてもらった感覚をもつ者として。
[ 2013/05/24 03:41 ] [ 編集 ]

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