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3×1 / M5 

detail1.jpg
3×1 / M5.28.71 XX(RAW)

3×1(three by one)というニューヨークにあるデニムメーカーのジーンズを購入しました。

知ってる人は当然知っていますが、まだそれほど名前が浸透していないのでは、と思います。
けれど、僕にとっては待ち望んでいたジーンズだったのです。


[きっかけは]
10年以上前、大学生だった僕は地方の小さなセレクトショップの片隅に陳列されていたあるジーンズに目を奪われました。

きれいな縦落ちとそれまで触れたことのないような柔らかな肌触りのデニム生地、明るい黄色の美しいステッチ。

Paper,denim&cloth(以下、PDC)の2-TRU-01というブーツカットのジーンズでした。

それは女性もののジーンズだったのですが、ものすごくクールで、ちょうど28インチのデニムが最後の1本でセールにかかっていて確か半額くらいで手に入れることが出来ました。

それから数えきれないくらい穿いて、現在はブーツカットからちょっと離れてしまってクローゼットに眠っています。


[ペーパーデニムアンドクロス]
PDCは、1999年にScott MorrisonとAlex Gilbertによって設立されたいわゆるプレミアムデニムの走りのブランドで、素晴らしいクオリティの生地とシルエットが何よりの特徴でした。

それまでレプリカジーンズ一辺倒だった自分の価値観をあっさりと覆した唯一のプレミアムデニムブランドです。
こういうのもありなんだ、と。

結局、PDCのジーンズは日本ではあまり見なくなってしまい、僕のその思いはAG jeansに受け継がれていくことになります。


Scott Morrisonは2003年にはearnest sawnを立ち上げますが、その後ペーパーデニムからもアーネストソーンからも離れ、2009年5月にEvis internationalのCEOに就任し、翌年8月そこからも離れます。

そして2011年、Eric Rothfeldとともにニューヨークで3×1というデニムブランドを立ち上げ、とても美しいジーンズショップをオープンさせたのです。

それを知って、僕の胸は高鳴りました。
あのスコットモリソンがまた第一線に帰ってきた!

すぐに公式サイトへアクセスしてみました。

[どうして僕は他のデニムブランドにはない感情をPDCに、Scott Morrisonという人物に抱いているのだろう?]
僕のデニムの原体験はリーヴァイス502XXとWranglerの11MWZ(ブルーベルマークがついて緑耳でした)ですが、本当にデニムを肌で感じ始めたのは15歳の時です。

高校に入学したばかりの春、貯めていたお金をすべて使ってdenimeのXXを買いました。
忘れもしない、23000円でした。

この1本から僕の本当のデニム体験が始まります。

これをきっかけにしてデニムの情報を次々に集め始めました。


少しずつデニムを知っていきますが、実際のジーンズはそれ一本しかないから、洗濯もほどほどに穿きまくります。
多分高校三年間ほとんどこれだったんじゃないでしょうか?
ヴィンテージと見間違われるくらいすごい変化を見せました。
あまりに穿きすぎて汗や脂で生地がやられて薄くなり、破れ、色もかなり淡いブルーになってリペアを繰り返し、今はもうその役目を終えています。

大学生になってバイトもするようになって、いろんなジーンズに手を出しました。
PDCもその中の一つでしたが、しばらくの間は数あるジーンズの中の一つに過ぎませんでした。
僕の中ではdenime(とSTUDIO D'ARTISAN)がずっとトップオブザデニムでした。


けれど、ある時を境にPDCの地位が急上昇します。
あれだけ愛着のあったdenimeに肉薄するほどに。


付き合い始めたばかりだった妻がPDCの全く同じジーンズを穿いていたのです。
お互いものすごくびっくりしました。

よっぽどデニムが好きじゃなければPDCなんてそうそう選びません。
少なくとも僕が知っていた女性では皆無でした。

また、PDCをいいと言っている男は相当珍しく(PDCはのちにメンズラインも展開しましたが、僕が知っている限りでは日本ではそれほど成功しなかったんじゃないかと思います)、妻も相当驚いていました。

結婚した後も、ペーパーのデニムどっかにまだ売れ残ってないかなあ、がぼくら二人の口癖だったくらいで。


そこに飛び込んできたスコットモリソンの復活。
アクセスした公式サイトには、僕がイメージする理想の形に近いジーンズがラインナップされていたのです。


[そして今回買ったのが]
3×1のM5というモデル。

3×1のホームページhttp://3x1.us/を見ると、メンズラインはM1、M3、M4、M5の4型が基本のようです。
その4型にそれぞれ素材が若干違ったりする亜型があるみたい。

中でも一番細いシルエットのものがM5です。
このブログの中で再三好きだと言っている、膝と裾が細いパターンのものです。

M5はこう解説されています。

The M5 is our slimmest silhouette.Designed with our fashion customer in mind, the M5 incorporates the idea of the M3(our Men's Straight Slim fit) but lowers the rise in front and back, and Tapers the leg from top to bottom. The M5 fits slim guys and was designed to be worn low on the waist, tight thru the hip and thigh, and taper proportionally thru the leg opening.

M5は私たちのもっともスリムなシルエットのジーンズです。ファッションコンシャスな顧客を念頭にデザインされていて、私たちのストレートスリムフィットのM3のアイデアに立脚したモデルですが、前後の股上を浅くし足もテーパードさせています。M5は細身の男性にフィットし,ウエストを低く、ヒップと太ももをタイトに、そして裾にかけてそれらに合わせテーパードさせてデザインされています。


最近はこの手の形のジーンズが少ないながらもちらほら見られるようになっていて嬉しい限りです。

[では画像]

neoba.jpg
トップボタン(ネオバボタン)はオリジナル

色は真っ黒で、ちゃんと3×1のロゴを使ってクールにデザインされています。


front bottun
ボタンフライで隠しリベットはなし

ウエストベルトのステッチは、下がチェーンステッチで上がシングル。
そのシングルステッチはいわゆるVステッチとなり、ボタンのところまで伸びています。
隠しリベットはなくて、オレンジの糸でカンヌキになっています。

coin pocket
コインポケット

ウエストバンドに密接した形のコインポケットでラングラーによく見られるディティールです。


crotch.jpg
股下のリベットもなしで、ずれてないカンヌキ補強


このジーンズは全体的にイエローとオレンジと黒(紺かも)のステッチで仕上げられています。


inside tag
各モデル40本しか作らないらしく、その何番目かがタグに記されている


rivet.jpg
打ち抜きのリベットもオリジナルデザイン


back pocket
ベルトループと赤タブのところには耳が

センターのベルトループは2本でVの字になっています。
基本形のジーンズとは違い、ループ自体がかなり細く中央1本のステッチのみです。
ここはちょっと物足りないかな。

ヒップポケットは上の辺が黒(ネイビー?)のステッチで目立たないです。


selvige1.jpg
かなり細いセルヴィッジ

selvige2.jpg
LEEみたいに白耳です

selvige3.jpg
裾は当然チェーンステッチ


QR code
右のヒップポケットの中にはこのジーンズの固有情報にアクセスできるQRコード


実際QRコードのURLにアクセスすると下のような情報に飛べました。

31info.png

Made for:どのお店のために作ったか、つまり購入場所
Work Order Number:3×1側の管理番号でしょうか?
Fabric:このジーンズに使われているのはXX71という生地
Mill:製造元は日本の倉紡
Wash:これはノンウォッシュを意味しているようです
Total Made:どうも同じジーンズが世界には全部で41本あるようです(あれ?40本じゃないの?)


面白いですね。
オーナーの満足感につながって、とてもいいアイデアだと思います。
そういえばArc'teryx VeilanceのタグにもQR codeがついていました。

XX71はホームページを隅々まで見てみるとM3というモデルに使われていて、

denim:XX71(100% Cotton/Green Caste)
Mill: Kurabo - Osaka, Japan
Weight: 14 oz
Wash: XX (Raw)

という情報までは手に入りました。


当然ヴィンテージを模倣したジーンズとは違うんだけど、けっこう面白いジーンズじゃないかと思います。


形は非常にきれいで、生地感も悪くありません。
でもあまり凹凸感がないどちらかと言えば平面的な生地で、思うほどヴィンテージライクな色落ちは見られないかもしれません。
ただこればっかりは穿いていって経過を見ないと判断できません。


[次週、見知らぬ天井・・・・じゃなかった]
本当に久しぶりに生デニムを買って、とてもわくわくしています。

これを書いている現在、糊落としは終わっています。

実は今回のファーストウォッシュでは、僕の短くないデニム人生で初めての試みを行いました。


その試みについての方が、このジーンズのことよりも興奮している案件です。

正直、AG jeansのストレッチの入ったデニム(Dylan)と同等以上の快適さとシルエットなのです。

その快適さがその試みのせいなのか、それともこのM5というモデルが非常に僕にフィットしているのか、あるいはその両方なのかはまだ判断しかねています。

でも、いずれにせよ素敵なニュージーンズ生活が始まりました。

もしかしたら僕のデニムに対する考え方はいま現在進行形で大きく変化しているかもしれません。
立て続けにもう1本今度はレプリカメーカーのジーンズ買うかもしれません。
いやもう心は決まっているのです。


その「初めての試み」についての記事に続きます。
関連記事
[ 2013/02/01 00:00 ] デニム | TB(0) | CM(2)

こんにちは

いや~熱い記事ですね!tkjさんのデニムに対する思いが伝わってくる気がします。特に奥様とのエピソードが素敵ですね(^^)

3×1、ノーマークでしたがチェックしてみたいと思います。今僕はrag&boneとリーバイスをメインで使用してます(rag&boneもニューヨークでしたね)。ヤコブコーエンなんかも持ってるんですが、スラックスみたいに感じてしまいあまり履いてないです。やっぱデニムは「らしい」方が好みですね。

デニムの世界は奥が深いですよね~。
[ 2013/02/01 12:41 ] [ 編集 ]

spp1224さま。

こんばんは!

身の回りでペーパーのジーンズを穿いてる人は妻以外に誰もいなかったのですが、実は妻の兄の奥さん(ややこしい)もペーパーを穿いててマジでびっくりしたこともありました。
何かの縁なのでしょうか?

rag&boneですか・・・!
仙台だとtomorrow landに取り扱いがあったような・・・。
僕もチェックしてみます!

結局男はジーンズがあればそれでいいんだ、ってどこかで聞いたような気がしますが、ほんとそういうことなのかもしれませんね。

勝手ながらinstagram拝見いたしました。
spp1224さんのもっていらっしゃるものみんな素敵ですね。
世の中にはおしゃれなひとがちゃんといるんだなあって思います。
当たり前ですけど。
[ 2013/02/04 17:40 ] [ 編集 ]

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