Today's style-45-

TS45-1.jpg
上:Arc'teryx Veilance
下:Superfine × eliminator
靴:merrell

仙台は根雪と路面の凍結が顕著です。

足下がかなり悪くて、レザーソールの靴はちょっとお休み中です。

[詳細]
アウターはアークテリクスヴェイランスのNode IS Jacket。

コアロフトというアークテリクスオリジナルの化繊中綿とゴアテックスで、驚くべき軽さと温かさ。
同ラインが謳っている「都市生活に必要十分な機能」そのものです。

街を歩いていても全体的に暗めの色のアウターが多いので、控えめではあるけどこういうオレンジ色はほんの少しだけ気持ちが明るくなります。


パンツは代官山のEliminatorで購入したsuperfine。
ずっと穿いているRoenの黒パンツに替わるものを前から探していてこれに辿り着きました。

もともと9分丈くらいのパンツで、とにかく真っ黒。
ネオバボタン、ZIP、スライダー、ステッチングなど全ての付属をBLACKカラーで統一し『黒』に拘った、とお店のページに書いてあります。

生地はいわゆるツイルで少しだけストレッチが入っています。
縦糸も横糸も黒です。

製作元は「ピエール Pier」という工場でmade in Italy。

Diorの工場ということしか僕は知りませんでしたがHP(http://www.pierspa.com/)を見ると、Licensing BrandsとしてBand of Outsiders、This is not a polo shirt、Superfineが、Products agreementとしてAzzedine Alaia、Balenciaga、Chloé、Dior、Dries Van Noten、Kris Van Assche、Lagerfeld、Nina Ricci、Yves Saint Laurentなどが挙げられています。


ジッパーにはLAMPOが使われていたり、かなり作り込まれている印象です。

スペック厨ととられても仕方ないし実際その嫌いはあるのですけど、ものはすごくいいと思います。

形、感触、生地、縫製。
でも端から見るとただの黒パンツという立ち位置がとてもいいです。



靴は雪をものともしないgore-texのメレル。
紐は赤に替えていますが、これも真っ黒で合わせやすいです。



[ただのオレンジ色のアウターにただの黒いパンツ]
シンプルにそれだけがいいです。

以前、赤い水性さんにコメントをもらってから、どうも「匿名性」「無名性」「Anonimity」が自分の中にずっとひっかかってるキーワードの様です。

それまで僕の中の無意識の領域にあったそれらの概念が言語化を受けて、ぐっと意識の水面下に迫り上がってきた感じ。



この日の格好はretrospectiveに見たらアウトドア系かなと思いますが、そういう匂いをなるべく消したい気持ちがあるのかもしれません。


排除されたロゴ、ミニマルかつ構築的なデザイン、端正な佇まい(それには僕自身が端正にならなければ無理かもしれません)。


「アーバンアウトドア」なんてちょっとかっこつけ過ぎだし、アウトドアといっても単にゴアのものを身に着けてるだけですし。
あれ?ゴアテックス製品身に着けてるだけで十分アウトドア指向の気が・・・。
まいいや。


そもそも匿名的な格好に惹かれているわけで、〜系というくくりもあんまり考えてないし。


匿名系?
変だよね?



それまで僕の中では、匿名的な格好というと大きく2つのイメージがあって、ひとつはカルペとかキャロルクリスチャンポエル、MA+みたいなよく「アルチザン系」と呼ばれるブランドに代表されるような一連のスタイル。

もうひとつがいわゆるモードとよばれていたギャルソンやヨージ、イッセイなんかのスタイル。


考えてみれば、どれもわかりやすいロゴやディティールに頼ることなく素材やパターンニングで主張してきたブランドばかりです。

知的な、というのは少し飛躍した表現でしょうか?



あるいは僕のファッションにおける憧憬のひとつとしての匿名性/無名性は、そういったクリーンで知的な洋服群の組み合わせなのかもしれません。

clean and intellectual clothing。

素人の戯言に過ぎませんが。
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[ 2013/01/27 00:00 ] Today's style | TB(0) | CM(4)

匿名性、無名性を求める根底にあるもの

tkjさん、こんにちは!

ここ数日のコーディネイトは特に洗練されたように映り、大いに参考になります。
私などはどうしてもブランドや評判などの裏づけに頼る傾向があり、
匿名性/無名性というところには憧れはあれど不安もあり、という状態。

tkjさんの洋服の選び方やセンスを拝見する限り、自分自身の方向性が
鮮明でぶれが無い印象を受けます。
目的のために厳選して結集した服飾品、一本太いポリシーのようなものが
通っているからこそ、ブランドやロゴなどに頼らず、逆に匿名性/無名性に
惹かれていらっしゃるのでは、と感じざるを得ません。

今回のエントリはかなり考えさせられるものがあり、また面白く拝見しました。
今後も楽しみにしております(^^)
[ 2013/01/27 14:52 ] [ 編集 ]

憧憬、まさに憧憬です。

90年代中盤~後半に、青山で代官山で京都の北山で眼を奪われた大人達は、知的な洋服を着ているように見えました。
生活とカルチャーを楽しんでいるように見えたというか、なんだかよくわからないけどなにかありそうな人達に見えたというか。

あの頃の大人の年齢になったいま、少しは近づけたのかどうなのか。

もちろん、時代は移り、そのままコピーするわけではないのですが、三つ子の魂というのは如何ともしがたく根が深く。
質の良い物、質が良くて知的な弄り方をしたもの、を欲しいと思うのは、憧憬ゆえだと思うのです。

ところで、アークテリクスヴェイランスのNode IS Jacket、気になってます!
というか、アークが気になっています。
tkjさんやポウルセンさんが着るということは、さぞかしあれなんだろうと…。
恥ずかしながら、ゴア系というかアウトドア系の服をほとんど持っていないのでお聞きしたいのですが、一枚でそんなに防寒性があるものなのですか?
[ 2013/01/28 02:59 ] [ 編集 ]

gohkitiさん。

嬉しいコメントありがとうございます。

> 私などはどうしてもブランドや評判などの裏づけに頼る傾向があり、
いえいえ、僕のはただ単に全体としてあまり何の匂いも感じないようなスタイリングを目指しているだけで、個々のアイテムはブランド力に頼りまくってますよ!!

> tkjさんの洋服の選び方やセンスを拝見する限り、自分自身の方向性が
> 鮮明でぶれが無い印象を受けます。
そういって頂けるのは嬉しいのですが全然そんなことないです・・・・。
正直、このブログで恥ずかしげもなくスタイリングを晒したり、gohkitiさんはじめ識者の方々からコメントをもらったりすることで方向性が定まってきた感じがあります。
今後ともよろしくお願いします。
[ 2013/01/29 22:10 ] [ 編集 ]

赤い水性さん。

> 憧憬、まさに憧憬です。
> 90年代中盤~後半に、青山で代官山で京都の北山で眼を奪われた大人達は、知的な洋服を着ているように見えま>した。 生活とカルチャーを楽しんでいるように見えたというか、なんだかよくわからないけどなにかありそうな>人達に見えたというか。
わかります!!僕も大学生になって初めてちゃんと青山とか東横線沿線あたりを散策するようになって、人を含めたあの街の雰囲気に魅了されました。1998年頃の話です。

> あの頃の大人の年齢になったいま、少しは近づけたのかどうなのか。
そうですね。
憧憬である限り、いつまでも追いつけないまま追いかけるのかもしれないですね。

> もちろん、時代は移り、そのままコピーするわけではないのですが、三つ子の魂というのは如何ともしがたく根> が深く。 質の良い物、質が良くて知的な弄り方をしたもの、を欲しいと思うのは、憧憬ゆえだと思うのです。
ほんとその通りです。結局のところ、僕の場合はストリートウェアを着た知的な大人になりたいのだと思います。

>ゴア系というかアウトドア系の服をほとんど持っていないのでお聞きしたいのですが、一枚でそんなに防寒性が>>あるものなのですか?
基本的なレイヤリングの考え方は赤い水性さんもご存知だとは思いますが、いわゆるハードシェルの範疇に入るゴアテックスのメンブレン一枚で出来ているようなものは、保温性はありません(防風性、耐水性があるので、風や水で体温が奪われるのは防げますが)。
このNode IS Jacketは中綿が入っているゴアなので、一枚で十分です。
仙台でも薄いカットソー一枚で歩けます。

ヴェイランス、ほんといいですよ。
実はモッズコートも買ったのでそのうちアップします!
[ 2013/01/29 22:31 ] [ 編集 ]

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