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11歳、何も知らなかった。

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僕が洋服について考えるとき、いつも思い出す光景がある。


11歳の春、転校したばかりの小学校はちょうど新しい団地が近くに開けたばかりで、たくさんの転校生にあふれていた。手狭になった本校舎の横には簡素なプレハブ小屋が建てられ、そこが僕の教室だった。

6月のある雨の日、突然ひとりの女の子に「①チェックのシャツにジーパン、②パーカーにコットンのパンツ、tkjくんはどっちが好き?」と聞かれた。
その当時の僕は母親が用意してくれた服を何も考えずに着て学校に行く、(おそらくは)きわめて普通の男の子だったから、その女の子の質問の意味がさっぱり分からなかった。

チェック?
パーカー?

質問の意味に加えて、その女の子の口から出た単語の意味すらよく分からなかった。

適当に「①かな」って答たら、その子が「私も」と笑って答えた。
その子が僕の前から友達と去っていくとき、結露した廊下がきゅっ、きゅっと音をたてた。


もちろん今ならその単語の意味も、質問の意味もわかる。
そしておそらくは、その質問の裏側にある甘やかな感情の存在も。

これが、異性と洋服を生まれて初めて意識した出来事だ。


かと言って、すぐに洋服に興味を持ったかと言われれば、ノーだ。興味を持ち始めたのは高校生になってからだった。
その後も僕は母親の選んだ服を着て学校へ行き、その女の子とはそれ以上親しく言葉を交わすこともなかった。

20年以上たった今も、けっこうはっきりと覚えている。
そして今、僕は洋服が大好きです。

女の子も大好きです、と言うと隣にいる妻がすごい形相で睨んでくるので言えませんけど。
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[ 2011/01/25 18:03 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

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