冬に、ツイードを。

1904, hrrinbone
workers / K&T H MFG Co.  : 1904 Jacket, Herringbone

[先日ツイードジャケットを話題にしましたが]
岡山を拠点にヴィンテージワークウェアを研究、それを元に現代的なシルエットでワークウェアを製造・販売しているworkersさんでヘリンボーンのジャケットをオーダーしました。
11月末の到着だそうです。
とても楽しみ。

ディティールにやはりワークウェアの要素が入っています。
個人的には、Aライン(と言っていいのかわかりませんが)の短めの着丈、前の裾の外側への逃げ方、かなりサイドに振られたパッチポケットがすごく好みです。


タイトなサイズ感でカットソーやタートル、白いシャツに無造作に。

無造作に、とか言っている時点でかなり作為的だよな。
まあ、それでも。



[愛と敬意]
僕が言うのもなんですがworkersさんは製品/サイトともにほんとうに素晴らしく、ヴィンテージウェアについて当時の広告や現物、作りの研究、解説などがていねいに記載されていてとても勉強になります。

何よりもそれらに対する圧倒的な愛情が紙面(紙じゃないけど)からひしひしと伝わってくる。
洋服が好きな方には目から鱗が落ちる内容のサイトです。
http://www.e-workers.net/
ぜひご一読を。


[模倣と創造性]
それほどヴィンテージウェアやワークウェアが好きなわけではないにも関わらず、workersさんみたいなメーカーってすごくいいなと思います。


過去の衣類に関する膨大なアーカイブを咀嚼し、敬意を払いながら新しいものを生み出していく。

オマージュ、リスペクト、インスパイア、モチーフと呼び方は色々ありますが、結局のところそれが愛と敬意の発露であり、出典をきっちり明かしていることも大切なのかもしれません。

出来ればオリジナルのものが着たいけれど、実用に堪えうるクオリティではないとかサイズがないとか現代にそぐわないシルエットだとか。

それでも着たい!という気持ちがきっとworkersさんのようなメーカーを突き動かしている。



僕がセレクトショップに足を運んでも実際ものを買うことが少ないのは(特にショップのオリジナル商品)、そのデザインに軽薄さが見え隠れするからだと思う。

いや多分、現代のほとんど全てのものには元ネタがあって、言ってしまえばファッション総パクリと言っても過言じゃないのかもしれません。

でもなんというか、元ネタに対する愛が感じられないというか。

今期はこれを前面に出していこう。じゃあ来期はこっちで、みたいに節操がない感じがしてしまう。

ただ時々そういう魂の入っていない(ように見える)物の中にオリジナルを凌駕するようなかっこよさを持つ商品があるから困るんですよね(笑)。たいてい安いし。

セレクトショップはセレクトショップで入門者に広い間口を用意するとか商業ベースであるとか当然そうなるだけの必然性があるので、そこは決して完全に否定しうるものではないんですけど。


[模倣の先に]
衣服の歴史に明るくない僕の推察でしかないですが、やっぱり歴史から学んでるんですよね、きっと。

川久保玲や山本耀司だって多分。

本当の愛と敬意と情熱を持った人が行う模倣の先に、あるいはまっただ中から、あるいはそこからだけ、創造性が生まれてくるのだと思います。



[歴史について僕が知っていること]


歴史から唯一学べることはひとが歴史からは何一つ学ぶことが出来ないと言うことだけだ -ヘーゲル
愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ -ビスマルク



どちらが真実でしょう?
真実と言うものが一つではないことの表れでしょうか?
僕にはどちらも正しく聞こえます。

あるいは僕らの人生だって色んなものからのコピー&ペーストで成り立っているのかもしれません。
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[ 2012/09/16 00:00 ] 雑記 | TB(0) | CM(2)

ありがとうございます~

こんにちは。ご注文ありがとうございます。
いつも見ていたブログで自分の製品が取り上げられびっくりしました。

タイト目に、BDも良いですしワークシャツも。私はニットタイですが、モデルのアルバイトはレジメンでした。それはそれで良かったです。
ジョンスメのタートルネックも良く合います。
既成品なので、合わないときは袖丈をお直ししてくださいね。簡単に直せる作りになっているので。
[ 2012/09/17 10:33 ] [ 編集 ]

こちらこそありがとうございます。

コメント、訪問ありがとうございます。
まさか、ご覧になっていたなんて心底びっくりしています。
プロの方の目に耐え得る内容だとは到底思えませんが、これからも続けていきたいと思います。

ショートワイドの襟のシャツが似合うかな、なんて思ってました。
ジョンスメのタートルにも合わせようと思ってました(笑)。

袖丈→はい!少し短めでカフスが軽く見える程度に直したいと思います。

舘野さんのブログも毎日見ております。
ブログの更新およびジャケットの到着楽しみにしています!!
[ 2012/09/17 23:52 ] [ 編集 ]

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