N.hoolywood / 49 pieces full zip cardigan

DSC03233.jpg
N.hoolywood / 49 pieces full zip cardigan

今30前後くらいの世代は、みなカーディガンが大好きなんじゃないかと思う。
もちろん僕もその例に漏れない。

僕にその嗜好をもたらしたのは、カート・コバーンだ。

僕らがその大して鋭くもない感受性をむき出しにして、一生懸命洋服を買っていた輝かしき90年代。
その時世界中を席巻していたのがグランジだった。
彼こそがグランジそのものであり、つまりは世界中が彼のパーソナリティにすっかり夢中になっていたのだ。

彼のきわめて特異的で突出した才能は、音楽はもちろん、ファッションの世界をも一変させた。
音楽においてだけでなくファッションにおいてさえ、世界はカート以前とカート以後という明白な分水嶺を有することになった。

チェックのネルシャツ、ボーダーのカットソー、カーディガン、破れたジーンズ、ジャックパーセル。
メジャーとはいえないFender JaguarやMustangの、しかもレフティ。

彼に付随するすべてが、いちいちオリジナリティを放っていた(ように見えた)。
昔からあり、特に珍しくもないこれらも、彼が身につけると途端にクールになった。

とりわけカーディガンは僕を強く惹き付けた。
理由は、よくわからない。

おそらくは世界中の若者たちが、僕がそうだったように、はっきりとした理由も分からず古着のネルシャツに惹かれ、ボーダーのカットソーに魅せられた。
膝やら腿やらが破れたジーンズを穿き、モヘアのカーディガンを求めて古着屋を渡り歩き、ジャックパーセルを履き潰した。
いつだってどこかのスピーカーからはsmells like teen spiritが流れていた。


それだけ世界に愛されながら、彼は27歳の春、自らの頭に銃をつきつけ、その引き金を引いた。
たくさんのロックスターがそうしたように、彼もまた自殺という道を選んだのだ。
稀代のオリジネイターであった彼でさえ、オリジナリティあふれる死に方は出来なかった。
あるいは、この世の中にはステレオタイプでない死に方はそんなに多くはない、ということなのかもしれない。


彼のいなくなった世界には彼一人分の空白が生まれ、僕を含めた何百万もの若者たちが彼に魅了されたまま取り残された。

カートが死んだ時、僕は15歳だった。
そして気が付けば、いつの間にかカートの年齢を追い越している。
凡庸な僕らは、時間の経過とともにカートがどれだけ自分の人生に影響を及ぼしているのかを知ることになる。
17年という歳月が過ぎようとしているけれど、時間が経てば経つほど色鮮やかに彼の影響力が浮かび上がる。

とてつもなく大きな光と闇をまき散らしながら、ものすごいスピードで駆け抜けていった彼の残像を、僕らはいつまでも振り払えないでいる。彼の音が多くの人々の中で鳴り続けている。


だからみんな今日も、カーディガンに袖を通したりするのだ。



というわけでこんばんは。
今期のN.hoolywoodのカーディガンです。

Nハリってどうにも古着色が強すぎて敬遠してましたが、これは生地、ポケットの感じ、形がすべてよかった。
正式名称は「49 pieces full zip cardigan」というみたいです。
色はかなり絶妙な霜降りグレー。
形はけっこうタイトです。

DSC03235.jpg
ネック

DSC03236.jpg
内側


実はポケットのところ、内ポケットとして使えます。

DSC03234.jpg
ブランドロゴのファスナーヘッド


ジップはYKKで引いた時のチチチ、っていう感触も良い。

このカーディガン、着たときの形が美しいです。
DSC03246.jpg

DSC03250.jpg

DSC03249.jpg

DSC03251.jpg


後ろから見たときのかたちが個人的にはとても好きです。
裾の中央がすこし引っ張られてるあたり。
たまりません。

ちなみにインナーは無印、ジーンズはLounge Lizard ラウンジリザード。

カーディガン。
永遠のフェイバリットです。















実際に持ってますが非常にいいカーディガンです。
少しきれいめの格好のときに。
あとでこれの記事書こう。






関連記事
[ 2011/11/09 00:00 ] カットソー | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://qwerty1234567890.blog116.fc2.com/tb.php/152-8f31783f