[smoothdayのカットソージャケット/WorkersのHerringbone Slim Trousers初登場]
この日の仙台はかなり涼しく、風に強さによっては半袖一枚で寒いくらいでした。
ということで、この日はもう一枚羽織るものを持って。
夏に買っていたsmoothdayのジャケット(と言っていいのだろうか)です。
ようやく着ることが出来ました。
正確には夏にも冷房対策で持ち歩いて着たことはあるのですが、ちゃんと着たのが初めて、という意味です。
コズモラマの異常に肌触りのいい生地を二重に使っています。
夏に着ていた時は直射日光を防ぎ、その通気性の良さで長袖にも拘らず着ていた方が涼しく、今の季節に着ればちゃんと温度を保ってくれる、とても不思議な服。
僕はカーディガンに近い感じで着ています。
だけど袖の付け方なんかは完全にジャケットのそれで、ヨーロッパメゾンの香りがしつつもミリタリーパンツのようなボトムもさらっと受け止めるものすごく秀逸なもの。
生地自体の重さと特性で重力方向のラインが強調されつつ、腕周りなんかのドレープもひとつひとつが美しい陰影を生み出します。
こんな感じの生地感と美しいドレープ
下は届いたばかりのWorkersのHerringbone Slim Trousers。
色はカーキ(アーミーグリーン)です。
強撚糸をがちがちに打ち込んだかなり硬い感じの生地で、穿いて洗ってを繰り返した先にある馴染みが今から楽しみなパンツ。
なんとなくアーミーパンツは裂けてきたきらいがあるのですが、この夏tatamizeのフリップチノショーツのヘリンボーンツイルをものすごくいっぱい穿きました。
それですっかりこの生地の虜です。
きっちり作り込んだ生地・超現代的なパターンでワーカーズからパンツが出ることを知って小躍りしながらオーダーしました。
届いて隅々を見て穿いてみて、超感動。
なにこの神パンツ。
生地の打ち込み、ボタンの質感、コンパクトなのにタイトになりすぎないヒップの絶妙なカッティング、膝下へのしぼり、全てが素晴らし過ぎる。
日本にもこんな素晴らしいメーカーとプロダクトがちゃんとあるんだとネットの海の片隅で叫びたい。
何本か同じものをストックしておこうかと思うくらいです。
上も下もこの国の誇るべきプロダクトなので靴も日本製で!といきたかったのですが、よく考えたら日本製の革靴を持っていないことに気付きました・・・(12月頃に日本製の靴が加わる予定ですが)。
舘野さんの影響を受けて購入した8113を。
この辺でred wingを履いてしまうあたりが90年代の呪縛なのかも知れません。
でも日によってはこれをTricker'sにしたりAldenにしたりEdward Greenにしたりするのです。
[ある種の解放]
全体のマッチングなんて難しいことを考えないで、着ていて気持ちがいいもの、心から「これ着たい!」と思えるものを着ることの喜び、楽しさみたいなものを最近すごく感じます。
もっと若い頃は周りからの評価を自意識過剰に感じたり恐れたりしていましたが、そういったものからはかなり解放されました(だからこそこんなToday's Styleなんて恥も外聞もなくできるわけですが)。
完全に、と言えないところがちょっとしょぼいですけどね。
なんにせよ洋服が楽しい季節が来て嬉しい限りです。